領域「環境」の視点から琴学習の意義を考える
平成30年、領域「環境」の中に新たな項目「我が国の文化や伝統に親しむ」が設けられた。保育者を目指す学生も伝統音楽や和楽器に親しむ機会を持つことが必要であると考え、「音楽演習Ⅰ」に琴の学習を取り入れた。学生に質問紙調査を行った結果、大半が琴学習を楽しいと感じ、演奏方法を理解し音色を味わうことができていた。しかし、全般的に読譜や調弦を難しく感じ、琴学習の意義の認識が低い傾向があることが分かった。
帝京平成大学児童学科研究論集第9号