保育現場における合奏のあり方を考えるー保育園における5歳児の合奏づくりの事例よりー
本研究では、保育園において5歳児が主体的に合奏をつくる過程と内容を、その譜面とビデオ録画から分析した。その結果、市販の楽譜は全曲を通して1パートが1リズムで構成されていることが多いが、幼児がつくった合奏は思いを表現しようと試行錯誤を重ねた結果が、譜面の中にリズムの多様性として現れたことが明らかになった。
帝京平成大学紀要第28巻