5歳児の協同的な合奏づくりの検討ー幼保小接続の視点からー(査読付)
保育園において5歳児が合奏をつくりあげる過程をビデオ撮影し、協同の視点から分析した。幼児は演奏の仕方を考え、楽器や奏法による音色の違いに気づき、組み合わせやリズムを考えていった。5歳児は、協同することを通し、共通の目的に向かい試行錯誤し探求する中で、時には音楽的要素を発見し吟味し、まとまりのある合奏をつくり上げることができるということが明らかになった。
日本音楽教育学会 音楽教育学 第46巻第1号