保育現場における楽器導入の仕方を考えるー保育者の願いと幼児の発達とのギャップを通してー
本研究では、保育園ではじめて楽器に出会う3歳児に焦点を当て、保育者自身が3歳児に相応しいと考える音楽活動を実験的に行い、幼児の様子から、保育者の願いと幼児の発達との間に存在するギャップを分析した。その結果、保育者は、幼児の年齢の発達段階以上のことを期待し、実践しようとする傾向にあることが明らかになった。
帝京平成大学紀要第27巻