協同学習による授業改善の試みーこどもと音楽Ⅱの授業よりー
音楽の科目は、学生の現在に至るまでの学習歴により技術面での個人差が生じやすい。それが授業への参加意欲の差を生み出す要因ともなり、授業水準の決定における教師側の困難を生み出していた。「こどもと音楽Ⅱ」の授業の中に協同学習の方法を導入し、その実践結果や学生の意識調査、履修カルテの感想を分析した結果、音楽の授業への協同学習の導入は、学生の学習意欲の向上に一定の効果をもたらすことが明らかになった。
帝京平成大学児童学科研究論集第6号