幼児の遊びにおける楽器を使った音楽的表現の共有過程
公立保育園で、7カ月間、男児集団に着目しリズム楽器で遊ぶ様子をビデオ分析した。その結果、幼児の楽器を使った音楽的表現は、個人的なものから友だちに共有されることを目的としたものへと変化していくことが明らかになった。楽器を使った音楽的表現の生成・発展には、友だちとのかかわりが必要不可欠であることが示唆された。
帝京平成大学紀要第26巻第2号