日常保育における3歳児の打楽器遊び(1)ー遊びの変容に着目してー(学会発表)
日本保育学会第68回大会論文集
乙部はるひ、北浦美由紀(麹町幼稚園)楽器を他の遊具と同じように、幼児がいつでも自由に触れ、遊ぶことができるように保育室に設置した。その結果、幼児は打楽器と主体的にかかわり遊びを発展させていく中で、音を探究したり、友達とコミュニケーションするなど、計画された楽器活動からは得られない経験をすることが明らかになった。幼児の音楽的な表現の発達には、楽器を特別なモノとしてしまっておくのではなく、日常の保育の環境の中に位置づけることが大切であることが示唆された。