幼稚園における楽器導入の仕方を考えるー3歳児クラスの実践よりー(学会発表)
日本保育学会第66回大会論文集
乙部はるひ、石井敏江(九段幼稚園)保育現場において、楽器は園の行事である発表会のために一斉に導入される場合が多い。この問題点を踏まえ、はじめて楽器に出会う幼稚園の3歳児クラスにおいて、どのように楽器を準備し導入したらよいか、幼児の発達の視点から検討した。その結果、幼児は保育環境の中でさまざまな音と出会い、音を介した豊かな経験をしており、3歳児がはじめて楽器と出会う場は、そういった日常の経験の延長線上に、幼児の発達や表現の育ちに合わせて準備されることが望ましいことが示唆された