反応スタイルと二次的受容が抑うつに及ぼす影響(査読付)
本論文では,1)反応スタイルを測定するための尺度(RSS)の開発,および2)抑うつのプロセスを表現するモデルの構築を行った。大学生302名を対象とした調査の結果,RSSは信頼性・妥当性を共に備えていることが示された。また,共分散構造分析を用い,モデルの構築を行った結果,抑うつが高まる悪循環ループと抑うつが低減していく回復ループの2つを1つのモデルで表現する可能性が示された。
早稲田大学大学院紀要