脇 英彰, 鈴木 卓也, 皆川 陽一, 吉田 成仁, 宮崎 彰吾, 久島 達也
BDI-IIにおける1日目の中央値 (四分位範囲)は、円皮鍼群が10.0 (6.5 ~ 17.3)、プラセボ対照群が11.0 (7.0 ~ 18.5)であった。1日目から14日目の変化量(Δ14日目-1日目)は、円皮鍼群が-3.5 (-5.0 ~ 2.0)、プラセボ対照群が-4.0 (-7.5 ~ -0.5)であり、無効(Δ≧0)はそれぞれ2名と4名、有効(Δ<0)は14名と13名であった(効果量φ=0.11)。また、Δ28日目-1日目は、円皮鍼群が-5.0 (-8.0 ~ -3.3)、プラセボ対照群が-5.0 (-6.0 ~ -2.0)であり、無効(Δ≧0)はそれぞれ0名と2名、有効(Δ<0)は17名と15名であった(効果量φ=0.07)。