耳鍼を用いたセルフケアが大学生の抑うつに及ぼす効果
全日本鍼灸学会学術大会抄録集71回
脇 英彰, 鈴木 卓也, 皆川 陽一, 吉田 成仁, 宮崎 彰吾, 久島 達也近年、大学生のメンタルヘルスが問題となっている。そこで、精神状態が学習状況に悪影響を及ぼしていると自覚する大学生を対象として、耳鍼の有効性を検証した。その結果、28日間の耳鍼は抑うつ症状を改善させる可能性が示唆された。しかし、鍼のみを抜去したプラセボ群においても改善がみられていることから、今後はより詳細な検討が必要であると考えられる。