耳鍼を用いたセルフケアで月経前症候群の症状が改善した一症例

全日本鍼灸学会学術大会抄録集70回

松山 直樹, 荒井 勇輝, 脇 英彰, 鈴木 卓也, 皆川 陽一, 吉田 成仁, 宮崎 彰吾, 久島 達也
月経前症候群（PMS）を訴える女性に同意を得て、自身で「耳鍼法」を行ってもらい、その効果を検証した。特に「集中力」に顕著な改善がみられた。随伴症状については、睡眠の質や眠気の改善が示され、学習状況の改善もみられた。また、睡眠中の自律神経機能については、心拍数及び交感神経機能は減少し、副交感神経機能は増加した。今回の試みで、「耳鍼法」は月経前症候群（PMS）にも活用できる可能性が示唆された。