耳介療法と認知行動療法の併用が不眠と抑うつを改善した一症例
全日本鍼灸学会学術大会抄録集71回
山本拓真、高内駿、鈴木卓也、吉田成仁、脇英彰抑うつと不眠の改善を目的に、認知行動療法に加えて耳介療法を受療した男子大学生に同意を得て、治療経過をまとめた。その結果、受療前と比較して受療4週後には、睡眠の質、日中の眠気、抑うつ状態、学修状況が正常範囲まで改善し、その効果は受療を中止してからも持続した。このことから、はり師が、抑うつや不眠、さらには学修状況の改善に貢献できる可能性が示された。