若手腹部救急医をいかに育てるか? 現状と今後の展望(査読付)
日本の救急医療の現場では1次から3次までを対応することが多く,需要があるにもかかわらず外科医は減少し腹部救急の担い手は少ない。研修医は都会に集中し,医師も地域的に偏在,地域・病院規模的な研修の格差がある。患者の要求も多様化し意見や考え方の乖離や医療訴訟の危険も起き,外科系は敬遠されがちである。救急医を確保するためには高い職業満足度,ストレス軽減が重要で,指導医の多忙な日常診療の
日本腹部救急医学会雑誌32巻5号901-905