〔胆膵の画像診断〕急性膵炎 X線CTを中心に
急性膵炎の重症度とCT所見を対比検討した結果,軽症では膵頭部の膵腫大が初期の病態であり,中等症・重症と炎症が強くなるにつれ膵全体の腫大とfluidの貯留を認めるようになった.とくに,perirenal spaceやposterior pararenal spaceにfluidの貯留を認める場合の初期治療としては,術後遺残腫瘍を形成しやすい外科治療よりも血漿交換や腎透析を含めた集
胆と膵10巻3号 455-463