感性教育の入り口としての質感の捉え方
理性が脳主体での価値観と捉えた場合、一方で五感や重力感覚を総合した経験は、脳によって意味づけされる以前の身体的なものである。その経験の積み重ねの立体的なイメージを身体的価値観すなわち感性とする。脳主体の共通の知識だけでなく、身体的な個人の知識の視点も加え、ものごとの本質を立体的に把握しようというのが本稿の狙いである。感性をいかに鋭敏にしていくかのための具体的な方法を質感をメインに考察した。
教育デザイン研究