本報告書は全国痴呆性高齢者グループホーム(以下、GH)協会を主体に独立行政法人福祉医療機構(長寿社会福祉基金)助成事業の一環として、GHの利用者の家族および事業所を対象とし、家族会に関する実態調査を行ったものを報告した。家族会は様々なスタイルが存在し、組織化のプロセスや運営も多様であること、また家族会が存在しない事業所においても設立する動きがあることが明らかになった。今後全国痴呆性高齢者GH協会として、家族会を定義づけ、そのための支援を検討することが確認された。
執筆箇所:p.1-p.62,p.6