タイ南部国境地域事情 地域史-その7- プリディー派政権からサリット、タノーム政権における南部国境地域政策
プリディ派政権以降、タイ政府は同化政策を緩和し、また、マレー・イスラーム社会・文化に配慮し、タイの制度の中に取り込んでいくような形で南部国境地域政策をおこなった。それにより、タイ政府の不公正な扱いと非合法的な振る舞いをする公務員に対するマレー系ムスリムの不信感や不満を和らげようとした。
財団法人日本タイ協会『タイ国情報』第44巻第5号