“SR-BIによるリポ蛋白質からのコレステロールエステルの細胞内取り込み”
HDLは抗動脈硬化作用を有するリポ蛋白で、その作用は末梢組織に蓄積したコレステロールを引き抜き肝臓へ転送するコレステロール逆転送系によると考えられている。肝臓でのHDL代謝の実体は長い間不明であったが、最近、SR-BIがHDL受容体として生理的に機能していることが明らかにされた。
The Lipid,第10号, No.3, 249-255 (1999)