回復期リハビリテーション病棟における作業療法目標とプログラム立案に関する研究
本研究は回復期リハビリテーション病棟で働く作業療法士129名にペーパーケースデータを提示し,作業療法の長期・短期目標とプログラムの立案を依頼し,内容を検討した.アンケート回収は24名(18.6%)であった.KJ法的分析の結果,プログラムの目的・理由から,アンケート回答に反映されなかった『意味ある作業を提供する』という項目が導かれた.回復期の作業療法は活動と参加を重視し,個人背景を考慮したサービス提供を行なっていた.
作業行動研究 第22巻 第1号