中高年女性(51-61歳,10名)を対象に足背屈筋の筋力トレーニングを行い,筋力,筋横断面積および運動能力に対する効果を明らかにしようとした.トレーニングは椅子座位姿勢でアンクルマシーン(Hammer Strength社製)を用いて,50-80%1RMの負荷で10-8回,計6セットを週2回の頻度で8週間行った.1RMは8週間で101.8%増加し,筋横断面積は13.4%増加した.足背屈トルクは低速度においては有意に増加したものの高速度においては有意な変化は見られなかった.歩行速度(自由と全力)は増加した(p<0.01)が垂直跳び高とSSTwは増加が認められなかった.