障害児の親の当事者性に立った在宅福祉サービスの検討
核家族化が進み、個人化、孤立化傾向が顕著になりつつある現代社会において、特に子どもに障害がある場合、親の不安やストレスは増大する。循環的、かつ相互規定的な親子関係を考慮すると、このことは子どもに悪影響を与えることになりかねない。そこで「援助される立場」としての親の当事者性に着目し、現在の在宅福祉サービスが障害児の親にとって、利用しやすいものとして機能しているかを検討し、その課題と展望を示した。
帝京平成大学紀要,22(1)