14世紀前半シュトラスブルクにおける市制変革(二)
本稿では、上ライン都市シュトラスブルクで14世紀前半に起こった2度にわたる市制変革を取り上げ、それが「都市の利益」という共通の規範のもとに全市民が拘束される強固な市民共同体とそれに基づく市参事会体制の確立を目指した「共同体(ゲマインデ)運動」としての性格を有していたことを明らかにする。(二)では、1332‐34年の市制変革と1349年におけるさらなる制度変更(ツンフト体制の成立
比較都市史研究