(書評)高谷知佳『中世の法秩序と都市社会』(塙書房 2016年)
比較都市史研究 第38巻 91-95頁
「小特集 中世都市の比較史—高谷知佳(著)『中世の法秩序と都市社会』(塙書房 2016年)をめぐって—」に掲載された書評。奈良と京都を主な対象として、室町期の大規模都市における紛争や社会不安と秩序形成の実態を論じた本書の比較史的意義を、筆者の専門領域である西欧中世都市史研究の立場から論評する。