障害児保育の今後に向けての一考察 -統合保育の充実と世代間の統合を考えるー
保育現場においては障害児と健常児の統合保育が実践されてきた。しかし、障害児保育の専門性だけでなく統合をなしとげる力量をもった保育者を確保することは容易ではない。その背景に保育行政の不備がある中、経験豊かな高齢世代を保育現場において積極活用することの意義を探った。そのキーワードとして「世代間統合」を掲げ、それが今後の少子高齢社会において果たす役割とその意義についても併せて論じた。
帝京平成大学児童学科研究論集第8号