浮き趾における足趾把持練習の効果-重心動揺軌跡および足圧中心軌跡からの分析-
本研究の目的は、成人の浮き趾群に関する姿勢制御の特徴と足趾把持練習についての効果を明らかにすることである。測定項目は、重心動揺計による評価、足趾把持力、足圧中心軌跡とした。本研究の結果、第5趾の浮き趾群では、正常群に比べて介入前から前方移動能力および足趾把持力が有意に低下していたが、4週間の足趾把持練習によって有意に改善した。
帝京平成大学紀要