自己教示法が運動反応に及ぼす効果(査読付)
従来の自己教示法は、衝動性の統制、熟慮性の獲得という領域において適用されてきた。本研究では、鏡映描写課題を用いて、言語の行動調整機能と誘導機能について検討した。直接訓練、モデリング、外的教示という成分に自己教示という成分を加えることによって、最も有意な効果が得られた。また、言語の調整機能によって行為の遂行が適切に導かれることも明らかになった。
教育心理学研究