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自分の思い通りにならないと暴言を吐いたり、暴力をふるったりして、友だちとトラブルを起こしやすい子どもが増えてきている。教師や保護者に何度注意されても問題行動は改善せず、周囲の子どもからも疎まれてしまう。発達障害を視野に入れて、このような友だちつくりが苦手な子どもに対して、どのような援助ができるかを検討した。学校での対応としては、問題行動の背景要因を十分に理解した上で、衝動性のコントロールやソーシャルスキルを身につけることが必要であり、そのためには周囲の理解と継続的な関わりが重要