暴力をふるう子へのカウンセリング
児童心理10月号(金子書房)
(p.82~87) 学校で暴力をふるうなどの攻撃性を示す子どもたちへの対応が問題になっている。暴力をふるう子どもに対して、自分の存在を認めてもらえる居場所を提供し、信頼できる大人が聞き役となることによって、問題行動の背景にある感情を暴力ではなく、言葉という形で表出させ、それを受け止めることが重要である。カウンセリングの枠に入りにくい攻撃的な子どもたちに対して、実際にカウンセリングは可能なのか、どのようなかかわりが必要なのかを検討した。