本研究では、今日における幼児の基本動作の発達の状況を明らかにし、その背景となる幼児の生活実態、運動経験との関係を明らかにすることを目的とした。調査対象は、3歳児から5歳児までの幼児400名、及びその保護者、通園している保育園の保育士を対象とした。基本的動作7項目(25m走、立ち幅跳び、ボール投げ、両足連続飛び、体支持持続時間、捕球・まりつき)をデジタルビデオカメラで撮影し、作成した評価方法を用いて、対象児の基本動作の発達段階を評価した。また、アンケート調査によって幼児の生活実態、運動経験を把握した。