動きを翻訳力する能力は、動きの質やその結果と密接につながり合い単純に一方向に向かって均等に獲得されるものではなかった。たとえば走りの洗練によって時間意識ポイント(P<0.05)が上昇する。また動作の質ポイントを高めることで方向性ポイント(P<0.001)や跳距離ポイント(P<0.001)、投距離ポイント(P<0.001)が上昇するなど、あらゆる動きを総合的に体験することで翻訳力ポイントを上昇させることが示された。つまり自由な遊びの中の予測不能な動きはさらに動きの翻訳力を高度に上昇させうることが推測される。