「保育の観点から体力の向上を目指す~プレイリーダーとして動きの翻訳力を育てる運動案内法~」
千葉県体育学会大会 第2回大会 千葉大学
本研究では、体力は動作の質及び動きの翻訳力から高められることが明らかになった。翻訳力でも「速く走る」等の時間要素が含まれる項目では「時間認識」(P<0.05)が働き「遠くに跳ぶ」「遠くに投げる」等の空間要素が含まれている項目では、「空間認識」(P<0.05)が働く。体力を向上させる為には、ただ走ったり、跳んだり、投げたりを繰り返し行うのではなく「速い」ということはどういう事なのか、「遠い」というのはどういう事なのかといった時間や空間の概念を育てる事が必要であると言えるだろう。