2.フィリピン・西ネグロス州における社会経済構造改革の意味と「自耕地」型アシエンダ存立の条件(査読付き)
1980年代半ばの「砂糖危機」後、フィリピン、西ネグロス州では、政府が土地を砂糖農園(アシエンダ)主から農園労働者の手に移そうとしたが、この改革は農園労働者を突然農業経営者にすることを意味する。NGOは、農園労働者を組織することによって、これを支援したが、これら組織の存続には、農園主から農園労働者への経済的援助(改革前の砂糖農園でのみ可能であった)が必要なことが明らかとなり、改
相関社会科学第2号、第3号合併号64~87頁