その他の研究業績等

基本情報

氏名 佐藤 裕二
氏名(カナ) サトウ ユウジ
氏名(英語) Yuji Sato
所属 ヒューマンケア学部 柔道整復学科
職名 准教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

タイトル・テーマ

柔道整復師国家試験問題と出題基準の照査 ~過去4年間の必修問題について~

単著・共著の別

その他(発表学会等)

発行又は発表の年月

202311

発表学会等の名称

日本柔道整復接骨医学会

概要

【 背景】柔道整復師の資格試験が平成5年( 平成4年度)から国家試験になり早くも 31回の国家試験が実施されている。国家 試験になった当初は問題数が200問であったが、第14回平成18年( 平成14年度)から明確に必修問題が加わり 230問となり 、 第28回令和2年( 令和元年度)から更に必修問題が50問となり 250問の試験となった。合格基準は必修問題が80%以上、 一般問題が60%以上となっており、必修問題は40点以上の正解が要求される。国家試験の勉強をするに当たり、学生は何 を基に勉強を進めるかと言えば柔道整復研修試験財団が編集している柔道整復師国家試験出題基準を基として勉強を進める のが一般的である。この出題基準と国家試験問題を照査すると、出題基準の項目に該当する箇所がないものが散見される。 【 目的】そこで本研究では第28回から第31回の必修問題と出題基準を照査し、齟齬を明確にすることを目的とした。【 方法】 2020 年版の出題基準で第28回、 第29回、2022年版で第30回と第31回の計4回分の国家試験必修問題を照査した。各回 の国家試験において問題毎に出題基準の項目に該当しないと思われる箇所を選出した。【 結果】各回において出題基準に準拠 していないか、それが疑われる問題が存在していた。【 考察】出題者の意図がわからないため、出題基準からはずれている問 題であると断言できない問題もあるが、国家試験の公平公正に行う ためには出題基準に沿った出題が望ましいと考えられ る。