両側人工膝関節を再置換したうえに大腿骨頚部骨折まで合併した症例に対する理学療法の報告。計5回の手術を受けながらも、術前訓練、音声フィードバックにマッスルセッティングを合わせた訓練、歩行訓練に励んだ結果、歩行が可能となった。股関節、膝関節は荷重関節として無痛性、可動性、安定性が要求される。観血的治療により、疼痛が軽減されても、歩行能力が伴わなければ、モチベーションに繋がらない。膝の再置換により、疼痛が減少し、歩行可能となったことでモチベーションの上昇が見られたと思われる。共著者:窪川徹、八島寛、新井保久、田畑稔、八島武嗣、他5名。本人担当部分:抄録執筆。本人発表。