4.現代日本の一般家計の経済力に関する調査研究-「中流」の経済力の観点から-
国民の大多数が自身の生活程度を「中」とみなすような、いわゆる「中流」意識という言葉が定着して久しい。しかしそれは、生活程度を「上・中・下」の物差しで主観的に判断した結果に過ぎず、正確には「中」意識でしかない。「中流」という言葉からイメージされる、経済的に堅固で安定した生活を多くの国民はすでに実現しているのか、それだけでは判然としない。本研究はそうした生活水準の実現度について、全
平成11年度生命保険に関する学術振興助成事業報告書〈研究・調査等成果概要集〉生命保険文化センター、p.91~p.96