助産師は、女性が性に関して語ることが困難であると認識しており、その一方で、女性は本当は性について悩んでいたり、語りたいと思っているのではないかと認識していた。そして、妊産褥婦に対する性に関する保健指導の必要性は認識しているが、特に産後入院中は各種保健指導を実施するうえでどうしても優先度を下げることとなり、さらには施設の中でできることの限界もあるため、行動は助産師の専門性の中に性をどう位置付けるかによるところが大きいことが示唆された。共著者:今村久美子、藤村博恵本人担当部分:データ収集、分析、文章作成、スライド・ポスター製作を担当