Effects of phonological neighborhood size and word frequency for Japanese kanji and kana words
59th Annual Meeting of the Psychonomic Society
本研究では,漢字語とカタカナ語の音韻隣接語数の効果について,語彙判断課題と音読課題を用いて検討した。漢字語の語彙判断課題では,英語と同様に数による促進効果が観察されたが,音読課題では効果は観察されなかった。一方,カタカナ語の語彙判断課題では抑制効果が観察され,音読課題では促進効果が観察された。この結果から,漢字語とカタカナ語いずれも音韻隣接語の活性化は生じており,この効果の違いは形態-音韻間の相互作用による可能性が示唆された。