統合失調症認知評価尺度を用いた精神病発症前後の検討.
第11回精神疾患と認知機能研究会,東京
BACSを用いて精神病発症前後の認知機能の変化について検討し、病期横断的に行った検討では、言語性記憶、運動速度、注意と情報処理速度で病期の進行に伴う認知機能の低下を認めた。また縦断検討例では追跡期間中にUHR群からFEP群へ移行した症例で、認知機能の低下を認めた。統合失調症認知評価尺度は臨床病期で変化する認知機能障害を反映していると考えられ、病状把握、発症予測の因子となることが期待される。管心,小池進介,高野洋輔,里村嘉弘,岩白訓周,江口聡,下條千恵,山崎修道,荒木剛,笠井清登.