育仔放棄されたネズミイルカの初乳の成分分析と人工哺育の試み
本研究では、小樽水族館で育仔放棄されたネズミイルカ幼獣の人工哺育を試みた。生後14 日で幼獣は死亡したが、母獣から貴重な初乳を得た。ハクジラ類の中でも本種は授乳期間が短いが、成分分析の結果、その初乳には粗脂肪と粗蛋白質が豊富に含まれていた。(松代真琳、角川雅俊、松石隆、郡山尚紀)
日本野生動物医学会誌