本邦で血液浄化療法において主に使用されているポリスルホン(PSf)膜2種とポリメチルメタクリレート(PMMA)膜1種の血液濾過器における血液適合性を比較した。血液循環から48時間後のPMMAにおける血小板数は、PSfよりも有意に少なかった。走査型電子顕微鏡において、PMMA膜には多量の血小板が付着していた。PMMA膜は疎水性膜であることが血液適合性に関与していることが示唆され、PSf膜よりもPMMA膜は血液適合性に劣ることを明らかにしポスター発表した。
本人担当部分:研究計画、データ収集・解析及び抄録・スライド作成を行った。
共著者:Togo K, Yamamoto M, Imai M, Akiyama K, Yamashita AC.
ポスター発表