補助人工心臓やECMO、PCPSなどの補助循環における出口部感染ケア
第55回日本人工臓器学会大会(東京都千代田区・法政大学)
補助人工心臓などの補助循環デバイスにおいては、カニューレやドライブラインなどが皮膚を貫通して留置されているため、感染を起こしやすい。デバイスが挿入された周囲の皮膚組織が異物反応を起こすことで、その部分の皮膚が退縮し、皮膚が皮下組織の方向へ下がる「ダウングロース」現象が原因であることを説明し、対策として「スキンボタン」が有用であることを発表し、討議した。