呼吸補助を目的とした補助循環において、欧米ではダブルルーメンカテーテルが使用されている。その径が細いと流量が得られず酸素不足になる。そこで、十分な酸素化が賄われるかを検討した。循環開始から20分後の動脈血酸素分圧は流量が1、2、3 L/minのとき、それぞれ28.6±4.5、62.6±9.3、127.9±21.5 mmHgだった。サイズによっては十分な流量が得られず酸素化が不十分となり、回路内圧の上昇のために溶血が起こる可能性があることを報告した。
本人担当部分:研究計画、データ収集・解析及び抄録・スライド作成を行った。
共同発表者:東郷好美、武輪能明、片桐伸将、藤井豊、宮本裕治、巽英介